3Dプリンター副業の環境づくりと初作品|Bambu Lab P1Sで試行錯誤した記録
副業として3Dプリンターでの製作・販売を始めるにあたって、まず最初に取り組んだのは作業環境の準備でした。
2階の物置部屋を作業スペースに
今までほとんど使っていなかった2階の一室。
物置としてしか機能していなかったこの部屋を、副業スペースとして使えるように片付けることにしました。
不要なものは処分し、使えそうなものはメルカリで販売。
意外と売れる物もあり、副業のスタート資金としても助かりました。
使用している機器:Bambu Lab P1S
作業スペースを整えたあと、導入したのはBambu Lab P1Sという3Dプリンターです。
機種を選んだ理由:
- ABS樹脂が使えること(強度・耐衝撃性が必要だった)
- ABS対応の中では比較的コンパクトでコスパがよい
- マルチカラー印刷に対応している(視覚的にも魅力的な製品を作れる)
マルチカラー印刷とは?
マルチカラーとは、1つの製品に複数色のフィラメントを使って印刷できる機能のことです。
Bambu Labシリーズは専用のAMS(オートマチック・マテリアル・システム)を使うことで、
最大4色(または拡張で8色)まで自動で切り替えながら印刷が可能。
見た目にインパクトが出せるので、販売する上でもかなり強みになります。
使用ソフト:Fusion 360でモデリング
モデリングにはFusion 360を使用しています。
本業でCADを扱っているとはいえ、Fusion 360は全く勝手が違い、最初は操作にかなり苦労しました。
3Dモデリングの考え方やコマンドの配置も異なり、
「簡単な形状を作るだけでも意外と手間がかかるんだな」と実感。
それでも少しずつ慣れていき、ようやく一通りの操作ができるようになってきたところです。
初めての作品づくりは思ったより大変
最初に作ったのは、メルカリなどで売れている3Dプリント製品の中から、比較的シンプルな形状のもの。
「これなら自分でもできそう」と思って挑戦しましたが、実際にはかなり苦戦しました。
- モデリング:2時間
- 試作 → 強度テスト → 修正 → 再印刷…の繰り返し
- 結果:10回以上やり直して、ようやく納得のいく仕上がりに
こんなにシンプルな形状でも、満足のいくものに仕上げるには想像以上の手間と時間がかかりました。
まとめ
副業としての3Dプリント製作は、準備や技術的な試行錯誤が必要ですが、
自分の手で形にしていく過程はとても面白く、完成したときの達成感も大きいです。
次回は、この作品を実際にどう販売していくかについて書いていこうと思います。
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